店長が本気でおすすめ!正体隠匿系ボードゲーム10選【初心者〜中級者向け】

こんにちは!ボードゲームカフェ三河遊札幌店の店長原口です!
本日はボードゲームカフェの店長が真面目に選ぶ「正体隠匿系ボードゲーム」をご紹介したいと思います!
苦手な人もいる?確かに好き嫌いがハッキリ分かれるジャンルですよね。
でも人気ジャンルであることは間違いない!
ざっと800個ぐらいはボードゲームを遊んだことある店長が選んでいるので、興味のある方はぜひ参考にしていってね!(もろに店長の好みが反映されています!)
この記事はこんな人におすすめ!
- 大人数で盛り上がるゲームを探している
- 人狼は聞いたことあるけど他の正体隠匿ゲームも気になる
- 駆け引きや心理戦が好き
- 会話が中心のゲームで遊びたい
正体隠匿ゲームとは?初心者でも楽しめる「会話が主役」のジャンル
正体隠匿系(しょうたいいんとくけい)ボードゲームとは、プレイヤーの中に“何かを隠している人”がいて、その正体を探り合ったり、演技したり、騙し合ったりするゲームのことです。
たとえば、代表的なゲームで「人狼」では、プレイヤーの中に紛れ込んだ“人狼”を見抜くことが目的になります。一方で人狼側は、自分の正体を隠しながら村人たちを欺こうとします。
このジャンルの魅力は何といっても、「会話」や「心理戦」。
役職が同じでも毎回展開が異なり、何度遊んでも新鮮なドキドキが味わえます!
攻撃的にならないで!正体隠匿ゲームの落とし穴
正体隠匿系ボードゲームは「嘘をつく」「騙し合い」「議論する」が要素として含まれます。
それが面白いのですが、もちろん苦手な方もいらっしゃいます。好みがハッキリと分かれるジャンルではあるので、遊ぶときはその点注意が必要です。
また議論が熱くなってくると、強い言葉遣いになってしまう方もいらっしゃるので注意です。
参加者全員がゲームであると割り切って楽しむのがポイントですね!
店長おすすめ!正体隠匿系ゲーム10選
それでは当店のボードゲームカフェで実際によく遊ばれていて、「初めての人でも盛り上がること間違いなし!」の正体隠匿系ゲームを、遊びやすさや店長の好みと合わせてご紹介します!
※おすすめ度はただの店長の好みです!おすすめ度が低いから面白くないというわけではありません!全て面白いと思った上で紹介しています!
①【店長の原点】『インサイダーゲーム』

遊べる | 人数3〜8人 |
プレイ時間 | 10分 |
遊びやすさ | |
店長おすすめ度 |
「はい」か「いいえ」で答えられる質問をしながら、みんなで答えのワードを当てましょう!
しかし、中には正解を知っている「インサイダー(内通者)」がひそかに誘導しているという構造。
推理・会話・洞察力が試される、会話型パーティーゲームとして優秀です。

遊びやすく初心者の方たちにも非常におすすめの定番ゲームです!
ひとこと:正体隠匿ゲームの入門にピッタリ!店長がボドゲにハマったきっかけになったゲームです!
②【定番は外せない】『ワンナイト人狼』

遊べる | 人数3〜7人 |
プレイ時間 | 10〜15分 |
遊びやすさ | |
店長おすすめ度 |
たった1晩(1ターン)だけで勝敗が決まる、お手軽な人狼系ゲームの代表作。
「脱落なし」「GM不要」と人狼ゲームのネックになる部分を削ぎ落とした、テンポの良いゲームです!
正体を隠すために嘘をつくドキドキ感、少ない言動から推理する面白さが秀逸です。少人数&短時間で人狼気分になれるのでハマる方は何回も遊ばれてますね。

ただ全員が村人を語る(「自分は村人だ」と言う)状況になると、議論があまり盛り上がらなくなるので、その点が個人的に気になるところ。
ひとこと:うまくできなくても1ゲームがすぐ終わるので、気にしないで遊べるのがGood!
③【裏切りのスリル】『タイムボム』

遊べる | 人数2〜8人 |
プレイ時間 | 5〜30分 |
遊びやすさ | |
店長おすすめ度 |
爆弾を解除しようとするタイムポリスと、ポリスに紛れたボマー団の戦い。
「誰のワイヤーを切るべきか?」の心理戦が熱い!
1プレイが比較的短く、何度でも遊びたくなるバランスの良さが魅力。

難しい議論などもほぼない(人によってっは色々考えますが)ので、初心者の方も非常に遊びやすいゲームになっています。
ひとこと:「私が…ボマー団だ!」って言う瞬間が好き
④【チーズ泥棒に注意!】『チーズは誰が食べた?』

遊べる | 人数4〜8人 |
プレイ時間 | 10〜15分 |
遊びやすさ | |
店長おすすめ度 |
全員がネズミになり、その中で誰か1人が「チーズ泥棒」になります。それ以外は、チーズ泥棒を探します。
チーズ泥棒は当てられないようにふるまう正体隠匿ゲーム。
サイコロの出目の時間に目を覚ましこっそりと行動するのが、非常にワクワクして面白いゲームです。遊んでみるとわかりますが、夜の時間に誰かと目が合うだけで笑いそうになります。

チーズ泥棒が自分で「子分」と言う仲間を指名できるのも、他のゲームにはない面白さです。
ただ複数人が同時に目を覚ますと(極端な話し全員が同じ時間に目を覚ますと)ゲームが破綻してしまう可能性があるので、パーティー要素は強いゲームかなと思います。
カジュアルな正体隠匿ゲームがしたい方にはおすすめです!
ひとこと:誰かがチーズを隠してるの見た時の気持ちは、友達にイタズラを仕掛けるようなそんな気持ちに近い気がする
⑤【役職が選べる】『目撃者たちの夜』

遊べる | 人数3〜6人 |
プレイ時間 | 10分 |
遊びやすさ | |
店長おすすめ度 |
複数の客人が招かれたある洋館で、館の主人が何者かに殺害された。客人に紛れ込んだ殺人鬼を全員の証言をもとに探し出します。
議論の末に投票を行い、客人は殺人鬼をボイラー室に送ることが出来れば勝利、殺人鬼はボイラー室行きを避ける事が出来れば勝利となります。

このゲームの面白いところは2枚の役職カードのうち1枚を自分で選ぶことができるという点です。
なので自ら悪者になることができるのが非常に面白いところ。
カードがどのように動いているのかを、議論することで自ずと怪しい人はわかってくるが、当てるのはなかなな難しい。役職カードを増やすことで面白さが変わってくるのでおすすめです。
ひとこと:自ら進んで悪の道に行けるのがいい!6人で遊ぶのが一番面白いです
⑥【店長が一番好きな正体隠匿】『ディセプション〜香港殺人事件〜』

遊べる | 人数4〜12人 |
プレイ時間 | 20〜30分 |
遊びやすさ | |
店長おすすめ度 |
1人が「法医学者(ゲームマスター)」となり、残った人は捜査官となります。しかし、その中には捜査官の変装をした「殺人犯」が…
全員の前にある4枚の「証拠」と「凶器」の中に今回の事件の真相が隠れています。
法医学者は喋らずに、ヒントボードを用いることでのみ捜査官に犯人の手がかりを伝えることができます。
『死因は何?』『場所はどこ?』『遺体の状況は?』
法医学者のヒントからイメージを膨らませて、うまく犯人を見つけ出す・隠れる正体隠匿ゲームです。

議論もさることながら「推理要素」が入ってくるのが、このゲームの面白いところ。法医学者の意図をうまく汲み取れた時は絆が生まれます。マジです。
ひとこと:初めて遊んだ時、面白すぎて2時間ぐらいぶっ通しでやってたよき思い出。7人ぐらいがベスト!
⑦【遊びやすくなった名作】『Quest』

遊べる | 人数4〜10人 |
プレイ時間 | 30分 |
遊びやすさ | |
店長おすすめ度 |
アーサー王伝説の世界観、正義陣営と邪悪陣営が役職ごとの特殊能力を駆使してお互いの正体を探り合いながらクエストの成否を競う「レジスタンス」シリーズの最新版。
クエストを成功させて正義が勝利するか、失敗させて邪悪が勝つか。
「レジスタンス:アヴァロン」とは一部ルールが改訂されているので、よりテンポ良く遊べるようになっています。個人的には「Quest」の方がスッキリしていて好みです!

このゲームのいいところは「ファイナルクエスト」というそれぞれが逆転できるチャンスが設けられているところ。逆転要素大好き。
ルールは少し複雑ですが、初めての方でも十分楽しめる名作です。
ひとこと:過去作は高値になってるので、こっちで遊ぶのがおすすめ!
⑧【逆転要素が面白い】『囚徒たちの夜』

遊べる | 人数3〜6人 |
プレイ時間 | 20分 |
遊びやすさ | |
店長おすすめ度 |
囚徒たちの暴動によって、刑務所が狂気に!?
ある一人の刑務官が囚徒であるあなたたちの間に隠れて演じています。
囚徒は刑務官を探し、刑務官はバレないようにする正体隠匿ゲーム。

それぞれの持つ犯罪歴から「YES」「NO」を解答していくちょっと変わったゲームです。変な解答をしているのがきっと刑務官だ!
しかし、刑務官に全員の犯罪が当てられてしまうと逆転敗北してしまうので議論で情報を出しすぎないように注意が必要です。
ひとこと:犯罪者サイドがメインの正体隠匿はあまりないイメージ。やはり逆転要素があるのが良い。
⑨【手頃な正体隠匿】『マイマジョ』

遊べる | 人数5〜16人 |
プレイ時間 | 5〜10分 |
遊びやすさ | |
店長おすすめ度 |
お題に答えてみんなの回答から少数派(マイノリティー)を探しだす正体隠匿ゲーム。
役職を決めた後にお題に対して全員で回答します。その回答から議論してマイノリティーの人を当てましょう。

マイノリティーはバレないように、うまく少数派の回答を出しましょう。いい塩梅が大切。
同じ答えが出て共感したり、多数派なのにビックリ回答が出てきたり人の価値観がわかります。
新感覚の「自己紹介ゲーム」にもなるお手軽さです。
ひとこと:お手軽さが非常にちょうどいい。5人から遊べるが多い方がより面白い系のゲーム。
⑩【勝敗は選挙で決まる】『シークレットヒトラー』

遊べる | 人数5〜10人 |
プレイ時間 | 45分 |
遊びやすさ | |
店長おすすめ度 |
第二次世界対戦のドイツを舞台にファシスト陣営とリベラル陣営に別れて権力闘争を行う正体隠匿ゲームです。
ヒトラー率いるファシスト陣営はファシスト法案を6つ通すか、ファシスト法案が3つ可決された状況でヒトラーを首相の座に就かせれば勝ち。
リベラル陣営はリベラル法案を5つ通すかヒトラーを処刑すれば勝ちです。
ややテーマ的に難しそうなゲームですが、プレイ感はさほど難しくはありません。「レジスタンス」シリーズに近いかなという印象です。

ゲーム中は法案のカードを引いて、通す案を決めるのですが、その引くカードに運要素が絡みます。なので嘘が苦手な人でも嘘がつきやすいのはプラスかなと思います。
ただし「処刑」という脱落要素があるので、そこは注意。ただ人狼のようにゲーム開始直後に脱落とかはないので、許容できる範囲かなと個人的には思います。
ひとこと:遊んだ回数は一番少ないゲームだけどしっかり印象には残っている。人数は8人ぐらい欲しいかな。
番外編:正体隠匿好きはマーダーミステリーも好きなはず!
「正体を隠す」「会話で推理する」「演技や駆け引きが楽しい」…
そんな正体隠匿系ボードゲームが好きな方には、マーダーミステリーというジャンルもおすすめです!

マーダーミステリー(通称マダミス)は、物語の中でプレイヤーが“登場人物”となって事件の真相を推理する体験型のミステリーゲームです。
犯人役がプレイヤーの中にいて、周囲を欺こうとする点は正体隠匿ゲームに近い構造ですが、1人ひとりに配られる設定や秘密、ドラマ性の高さが大きな魅力です。
当店でもマーダーミステリーイベントを定期的に開催しています!
「人狼好き」「会話好き」「推理が好き」な方は、ぜひ一度マダミスの世界にも飛び込んでみてください!
最後に:ボードゲームカフェでこそ楽しめる正体隠匿の魅力
正体隠匿系ゲームは、「普段は見えない相手の一面が見える」「自然と会話が盛り上がる」「笑いも真剣勝負もある」という、ボードゲームならではの魅力が詰まったジャンルです。
しかし、人数が集まらないとしっかり楽しめないという側面も持っています。
ボードゲームカフェなら他のお客さんと相席したり、イベントに参加したりして大人数でボードゲームを最大限楽しむことができちゃいます!
当店では初心者の方でも安心して楽しめるよう、ルールの説明やおすすめゲームのご提案もスタッフがしっかりサポートしています。
ドリンクを片手に、駆け引きと笑いにあふれた楽しいひとときを過ごしてみませんか?
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紹介は以上です!
知らないゲーム、気になるゲーム、それ私も好きだよ!のゲームはあったでしょうか?
少しでもボードゲーム選びの参考になったなら嬉しい限りです!
店長の原口でした!ではまた!